初期認知症で家族として一番注意すべきこと

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初期認知症で家族として一番注意すべきこと

身近な家族が認知症になった時

  • 認知症症状に対して否定や怒ることなく受容する姿勢をみせる
  • 人格を尊重し、その人に合ったケアや接し方をする

いろいろな文献や資料で、「認知症患者との接し方」は類似して記載されています。認知症についての情報は世間に広まり、決して他人事ではない病気です。しかし、家族が認知症を発症したら、すぐに受け止めるのはなかなか難しいと思います。

一緒に暮らしている家族や身近な家族が認知症になった事実よりも、久しぶりに会う親戚や知人が認知症になったという話聞いた時のほうが、どこか受け止めやすい気がしませんか。

  • 何と言って病院に連れて行こう?
  • 本当に認知症?

家族が認知症を発症したら、戸惑いの気持ちが先立ってしまうのではないでしょうか。
しかし、受け止めずそのままにしてしまい、
「なぜできないの?」
「なぜわからないの?」
「今までできていたのだからできるよね?」
否定の姿勢や強要することは、認知症症状を進行させると共に、家族にとっても気持ちを追い詰めることになり得るのです。

何が原因で、どのようなことが今認知症の人の中で起きているのか。認知症に対しての知識を得てこそ対応できるのではないでしょうか。

認知症に寄り添う

認知症が進行していく中で、家族も気持ちも前を向いていかなければいけません。今までできていたことができなくなってしまい自信をなくし、思い出せない喪失感は、家族でも同調するのは複雑です。初期認知症の気持ちは、とても複雑なものでしょう。

進行していく認知症に寄り添ってきてからこそ、介護の糸口や初期認知症の思いが見えてくることもあると思います。
現状を理解して、家族は自分の体力・気力に無理することなく介護機関のサポートを利用し、リフレッシュする時間を大切にしてください。認知症は家族だけの問題ではなく、高齢化が進む日本が抱える問題です。

認知症になった家族に向けての書籍や認知症患者を持つ家族の会など、社会での動きも出ています。医師や介護サービス機関に話を聞いてもらう、相談することも家族が負担を軽減する方法の一つです。
家族としての認知症ケアを紹介した書籍です、ご覧下さい。