初期認知症の家族の対応・接し方「物忘れ」

Pocket

初期認知症への家族の対応・接し方「物忘れ」

認知症になった本人の気持ち:「物忘れ」

認知症症状の周辺症状として「物忘れ」があります。初期認知症にも現れるケースも多く、加齢によるものなのか認知症による物忘れなのか、初期では本人も家族も不安に思うところです。認知症からくる物忘れだと体験の全てを忘れてしまう状態で、体験の一部分を思い出せない加齢による物忘れと大きく違う点です。

高齢になると、知能や記憶力の低下が見られ、社会や周辺のいろいろな変化もあり不安やストレスを抱えてしまうことがあります。自分の体の衰えを感じ気落ちしてしまうものです。

もし家族に「物忘れ」の症状がでたら、「なぜ覚えていないの?忘れてしまったの?」などと言うと、認知症の方も、思い出せない喪失感を感じ自信をなくしてしまいますので、そのような表現は避けましょう。

初期認知症「物忘れ」の対応

ご飯はまだ?

さっき食べたのに、ご飯を食べてない、ご飯をちょうだい、食事をした事をすっかり忘れて催促するという症状はよくあることです。食欲は人間にとって欠かすことができず行為で満足感を与えるものです。

家族「さっき食べましたよ。」
と頭ごなしに否定されると、
「私は食べていない。」
「自分たちだけで食べたのね。」
反感する気持ちや、食事をくれないというような被害妄想に結びついてしまいます。
食事はもうしました、と納得してもらうことも難しく思考混乱を招いてしまうこともあります。

家族「もうすぐ出来上がるから(作るから)待っててね。
と時間を空けるよう声をかけたり、
家族「○○を手伝ってもらえますか?」
他の役割や事柄に意識を向けていくといいかもしれません。

好きなもの食べたい願望や口寂しい不満がこのような訴えをしてくることもあります。
日頃から好きなお菓子や食べ物を用意して、気分良く過ごしていただけるよう環境だといいですね。

性格や生活習慣でその方への対応やケアは人それぞれ異なっていくと思います。初期認知症の方へのケアは家族も模索しながらストレスを増大して進行を早めるような悪循環なケアは避けたいものです。