初期認知症の独居親の引取り

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初期認知症の独居親の引取り

訪問介護を利用する利用者さんには、若いころからその土地に住み続けている方も多くいらっしゃいますが、同様に娘や息子さんが介護するために田舎から初期認知症の診断を受けた親を連れてきて、違う土地で介護サービスを開始する方も多くいらっしゃることに、訪問介護に携わった当初は驚きました。

高齢の方は、慣れ親しんだ土地で住まれていたほうがいい、と思うところですが、介護が必要になり環境的に独居が難しくなるケースは多いようです。

そのような方の中には、慣れ親しんだ土地を離れ「家に帰りたい」という帰宅願望が多く聞かれるようになる方や、反対に娘さんや息子さんがそばにいる安心感が出て認知症状が安定する方もいらっしゃいます。

その方にあった環境というのもありますし、対応してみないとわからないのも初期認知症の傾向だと思います。