初期認知症の入浴拒否

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初期認知症の入浴拒否

Gさんは脳梗塞になり、身体に若干の後遺症があり、感情の起伏が激しくなり認知症症状が徐々にでてきています。急に怒り出すことや、興奮することもありご家族も訪問ヘルパーも四苦八苦して対応しています。

最近のGさんが何より拒否することは入浴です。

今までは特に拒否をすることもなく、入浴を終えさっぱりとすると気分も良くなり興奮するようなこともありませんでした。しかし、
「億劫になった。」
「今ははいらない。」
と拒否をされるようになってしまいました。

ヘルパーは、
「洋服が汚れているので着替えましょう。」
「お風呂からでたら○○をしましょうね。」
と気持ちよくなっていただけるような声かけをして促しました。

Gさんは、
「人前で洋服を脱ぐのがいやだ。」
「何で昼間から風呂に入らなきゃいけないのか。」
日によって様々な理由がありました。

認知症の方が、何を不快に思っているか汲み取り声かけをする必要があります。生活をしていくにはいろいろな介護が必要ですし、介護者は良かれと思って行っていても、嫌だと拒否するには何らかの理由があることを介護者は忘れずに無理強いのないケアができるといいですね。